福養の滝
(ふくようのたき)

 
静岡市の西部を流れる藁科川の水源地帯に大間という部落があります。
昔、信州高遠乾の町(現在の長野県上伊那郡高遠町)から逃れた三人
の落ち武者がこの地に住み生活をはじめました。この村里に滝あり
高さ100メートル幅4メートルの滝の水は滑らかにそして岩をはうように
流れ飛び散る水玉は陽光に映えて、あたかも宝石を散りばめた
ように美しい。また、このあたりは不動尊が守る神地とも伝えられ奥深き
趣を感じます。
この滝に毎年5月5日の午前10時頃1頭の馬が滝つぼにつかり毛並みを
整えておりました。この馬は後に米沢家で飼われて宇治川の先陣を
争った駿馬「磨墨」となりました。
村人は、このことからこの滝を「お馬が滝」と呼ぶようになりました。
明治43年、当時の安倍郡長、田所義輔が井川村から郡内踏査に来た折
滝の確かな名称がないことを残念に思い岐阜県養老町の養老の滝とても
よく似ているので「福養の滝」と名付けられました。
藁科河谷における数少ない名勝地のひとつであります。

ーーー案内看板より引用ーーー


※平成20年11月に滝付近で小熊が確認されています。
  注意してください


藁科川を登ってくると此処で大間川と崩野
川に大きく分かれる所です。湯ノ島橋から
下を覗くと遥か下に渓流が見えたのですが
ヤマモミジが大きくなり見えなくなってしま
った福養の滝は右に折れ橋を渡り大間
川に沿って登って行く直進すると崩野地区
へと続く
昔は駐車場も遊歩道もなく地図を頼りに
滝まで行った事を思い出します。
ヒノキ林を滝音を頼りに登り滝を見つ
けた時は万歳をしたほどでした。
今は道も整備され安心して滝まで行け
ます。
喫茶店も日曜、祭日は開店するそう
ですがあまりあてになりません(笑)
整備されているとはいえ堆積した
落ち葉が滑ります
あせらずゆっくりと滝を目指しましょう
山道を歩く事10分弱、断崖から落下する福養の滝が現れます。
落差100mから落下する滝は雄大です。上段を雄滝下段を雌滝といわれるが何段もの滝で形成されている
ため境目が分からない。落差は静岡県下2である
2008年2月17日、最近の冷え込みで凍ったと言う情報もあり
本年第一回出動、それなりに凍ってはいたが暖地静岡でもあり
全面結氷は無理である


2009年2月26日撮影
湯の島へ仕事に行き時間が空いたので笠張峠を回って帰ることにした。
当然、福養の滝に寄ったが冬枯れの木々の合間から望遠の滝を
望む事が出来た。


藁科川源流は2月中旬の積雪と数日前の雨で増水している為
望遠の福養の滝に気がつくことが出来た。
写真を観察すると滝のさらに上に数十メートル級の滝が見える
大間川は宮ノ沢と滝ノ沢に別れ寿橋、福養橋下流で左俣寿沢
右俣大間沢に分かれる
福養の滝は大間沢にあり福養橋から始まるかのように滝が連続する
福養の滝上も滝が存在しても不思議ではない。




藁科川源流大間川にある滝



トップへ
戻る




inserted by FC2 system